市街地から車で20分。湯涌の入り口・北袋町は、このところ新築や改築が相次いでいる移住の人気地区。県道から集落のエリアに入ると、流れる用水の水音が来る者を迎えます。お寺の脇の道、地形に沿って並ぶ古民家の風景、こうしたものは開発住宅地にはない味わいです。

●居住中で空き家になっていないため、状態が良好に保たれていること
●隣家と密着しておらず、作品制作や保管に使いやすい土間スペースがあること

これがこの家の特長です。

小さい(といっても約85坪の土地に建つ)古民家が、今回の売り出し物件です。探そうと思うとなかなか見つからないもので、こんな梁と立ち姿の古民家は湯涌でも久しぶりの登場です。トタンが貼られていますが、屋根近くの一部に元の様子をイメージさせる断片が見えます。中に入ると昭和的仕様に改装されていますが、土間の梁は写真のとおり。現在居住中ですのですぐに住めるということですが、内装は人生の大半を昭和時代で過ごされた方にはOKでも、お若い世代には改装がマストに感じられるかと思います。どこまで改装するか、素材をどう生かすか、自由なイメージで計画をお楽しみください。

構造はとてもしっかりしています。雨漏り歴もありません。周囲ぐるりが道なのも、独立感があってよいですね。ただ、車の出入りには敷地内だけでは切り返しが難しいため、お隣の空き地を利用させていただいています。隣地の所有者の方に確認しましたが、ありがたいことに新しい所有者の方にも車の回転や子どもが遊ぶ場所に利用していただく分には良いですよとのことでした。(所有ご希望の場合でも応相談です。本体の売買とは別途となります)

 
ファミリーにも、モノづくりの方にも、おすすめしやすい価格と規模感。アケビやツバキの植樹もそのままです。里山移住ご希望の方、落ち着いて制作をしたい方にぜひ。