香林坊から犀川大通りを進んでも、兼六園をまわって小立野から進んでも、二つの道は永安町(えいあんちょう)で交わります。行きつく先は金沢の水源・犀川ダム。永安町バス停を横目に通り過ぎるだけだと、ここに落ち着いた住宅地があることに気づきません。
しかし、パワースポット通の方なら、足利氏九代義尚が、応仁の乱の後創建したという起源を持つ真言宗醍醐派の永安寺(えいあんじ)をご存知のことでしょう。「隠れパワースポット」ともいわれるこの寺院は、鶴舞山にあります。標高は数十メートルですが金沢を一望できます。そのふもと一帯が永安町なのです。
傾斜地にならぶこの住宅地域では、いくつかの土地で新築工事が進行中です。公園には小さな子供連れが見られました。前面道路幅は約5mあり車道通行にも安心です。販売のこの土地は、1メートルほどの高台地です。建てた2階からはきっとかなりの眺望が得られるでしょう。通りを挟んだ斜め向かいの永安町小公園ですべり台に上ってみると、眼下に果樹園の緑が広がり、空と緑ののどかな風景でした。
無理のないプランでマイホーム新築を考えたい方には、大きさも、アクセスも、手ごろだと思います。土地をお探しの方は、いちど現地に足を運んでみてください。定評あるフレンチレストランも近隣です。