新築用地のリクエストが多い、金沢の里山・湯涌(ゆわく)地区。ようやく登場の土地は、ロマンティックな響きある「リバーサイド」です。
売出しにあたっての調査で「明治には宅地化されており、接道も既存道路(第2項・第3項道路)」と確認できました。でも長いあいだ、ここは更地でした。昨年秋までは、かやぶき屋根の保存運動のNPOがカヤ場として利用し、中学生たちも体験学習で訪れていました。写真にその名残のカヤ・トーテムが見られます。
77坪もありながら、格安の価格には理由があります。
この地区に上下水道が引き込まれたときには家がなかったので、引込みをしていません。ですから下水道は浄化槽設置が必要で、上水道には引込工事と加入金等が必要です(欄外に詳細記載)。
もう一つの理由は、東山や並木町のように、ここは河川のより上流として、平成20年の浅野川の洪水の際には被害を受けているという点です。これについては県が対応し、定期的なダムの状況チェックを継続中と明言しており、お隣も、さらにそのお隣も、その歴史を踏まえたうえで素敵な古民家住まいをされていますが、ここは確かに土石流・地滑りのイエローゾーンです。検討される方は、事前に、河川状況にもっとも詳しい行政担当である、石川県土木部砂防課(076)225-1751 にお問い合わせ、確認をしてください。
自己用住宅の建築ができますが、都市計画法43条申請が必要です。また、高低差のある川の近くですから、川から離れて家を建てる必要があるなど、事前に多くの協議が必要です。土地購入の際は、購入検討の方が専門家と一緒に、行政とよくご相談ください。確認先は多数ありますが、まずは 金沢市建築指導課(076)220-2326 にお問い合わせください。具体的な質問があると、回答しやすいとのことです。
なかなか難易度の高い住宅用地ですが、里山の美と楽しみが詰まった場所で、この集落は移住者に大人気です。北袋町全体で合わせててみるとさらに、毎年継続的に県内外からの若いファミリー等の移住の方があり、湯涌を活気づけています。
更地になっていますから、気になった方は安全な日に、どうぞ現地をご確認ください。
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